弁護士ドットコムの記事を興味深く読ませてもらった。
皆さんも読んだ方が良いと思う。
※↓参照
ライブ配信に2000回以上「荒らし」投稿、にじさんじ所属「ライバー」を活動休止に追い込んだ男性の半生と後悔 - 弁護士ドットコム
特定されない程度にボカしながら書くが、私は過去に、何人かの「ネットで人を追い込む人間」に会ったことがある。
たとえば、昨年も久々にあったけど、昔よくあったバイトテロ。
たしかに、やっちまったバイト君はアホだ。
そこは言い逃れできないし、「やったらどうなるのか」の想像力や情報力が無さすぎることは間違いない。
だが……。
──遠い昔の話だが。
ここぞとばかりに住所や氏名まで特定し、無関係な人たちを巻き込み焚き付け、炎上させ、バイト君たちの人生を大きく狂わせた張本人たちに会ったことがある。
いずれのケースも、彼らは、「やった人」とは無関係の人間だ。
だが、共通して言っていたのはこうだ。
「おしおき」
「天誅を喰らわす」
「世直し」
何様のつもりなのか意味不明だが、彼らは彼らなりの正義感で「燃やし人」になっていたのである。
まさしく狂った正義感で動いているのだ。
正義があるからこそ、少し失敗してしまったアホが出たら、ここぞとばかりにからみついて、容赦なく燃やしに行くのである。
──おぞましい話だが、彼らの中には大事にスクラップブックを持ち歩いている者もいた。
得意げに私に中身を見せてくれた。
その中には、バイトテロで炎上 → 新聞記事にまでなった事件が切り取られてスクラップされていた。
「これ、全部わたしが炎上させたものです」
彼は笑顔でこう言った。
まるで「よく映画で見る戦闘機に付いている何機撃墜したかの証」みたいな感じで、それはそれは誇り高く、その新聞の切り抜きを私に見せてくれたのだった。
彼がどういう場所に住んでいてどんな境遇でどんな外見なのかは伏せておく。
だが、私から見たら、幸せな人生を歩んでいるようには思えなかった。
「誰からも認められこなかった」的なオーラがすごかった。
だからこそ、そのスクラップは彼の中の誇りだったのかもしれないし、初めて世に認められた証だったのかもしれない。
──あまり褒められたことではないが、私、昔、海外の残虐動画を定期的にチェックしていた時期がある。
とても言葉では言い表せないような行為の連続。
なぜそんなものを見ていたのかというと、「世界では、こんなことが起きる可能性がある」という認識を持つためだった。
平和ボケしないためのトレーニングというか。
危機的意識を常に持っておくための訓練というか。
その動画を見て、その国々で、最悪な状況になったらどんな最悪なことが起こり得るのかを知っておきたかったのだ。
もちろん、見終えた後はグッタリだし、気分は悪くなるし、メンタルも最悪になるので今はもうやっていないが。
その中で学んだのは、なにげにアフリカ諸国の私刑は、「人をタイヤの中に突っ込み、そのまま燃やす」というのがメジャーであること。
その辺の大通りとかでも、そんな私刑が平然と行われていたりする。
どこの国かは言わないが、他の国だったら、頭だけ残して穴に埋め、関係ない人や通行人含むみんなで石を投げつけて……みたいなのもメジャー。
どちらもとても残酷である。
また、もっと残酷なものもある。
南米なんて見てられない。
だが。
日本のネットにおける誹謗中傷なども、上記の残虐行為とそう変わらないと私は思う。
関係ない人が燃やし。
関係ない人が石を投げつけ。
そのあとは知らんぷりで解散。
匿名だから誰がやったかわからない。
なんなら日本の方が、手を汚さないだけ卑怯で残虐だ。
全員、目出し帽でそれをやってるようなイメージだ。
間違いなく多くの人に反対されると思うが、私はかねてから、インターネットは免許制にした方が良いと思っている。
簡単な試験に合格した人しかネットはできない。
仮に試験に合格しても、ランク制度があるから自由には書き込めない。
まずは読むだけ。
コメントをつけたり、SNSやったり、ブログなどで発信できるようになるのはランクが上がってから。
そして最後のランクで、個人に連絡できるようになる、みたいな。
ネットにおける犯罪や、誹謗中傷などの悲しい事件は、いずれも匿名だから起きていると私は思う。
仮に匿名は良しとしても、運転免許やナンバーのように、すぐさま発信者は特定できるようにならないとイカンと思う。
そこに責任感が生じてくる。
今は全員が無免許かつナンバーのついていない車で高速道路を走っている状態。
このままでは、「隠れてコソコソ」や「どうせアカウント消せばいいや」的に、無責任に人様に向かって石を投げる人は後をたたないと私は思う。
長くなったのでこのへんで。
私は、正々堂々と生きていきたい。
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