ネットに関わりまくってる仕事をしている私が言うのも変だけど。
たまにはネットのない世界に行った方がいい。
強制的にネットに繋がらない場所。
たとえば飛んでる飛行機の中とか。
ど田舎の山奥とか。
とにかく電波の来ない場所に。
うまく言葉で表現できないけれど、私は「違う世界」みたいなのを感じる。
「違うコース」というか。
もしもネットのある日常を高速道路に例えるなら、ネットのない世界は「したみち(一般道)」みたいな。
ものすごく新鮮だし、雑音のないクリアな世界。
神経が研ぎ澄まされる何かを感じる。
集中できるというか。
読書なんて はかどりまくりだし。
頭の中の整理も落ち着いてできる。
本当はその一般道こそが普通だったはずなのに、いつのまにか高速道路が普通になっちゃってる。
情報が飛び交うスピードも高速だし。
だから頻繁に事故も起こる。
でも、一般道は緩やかに時が流れている。
スマホではなくガラケーを使う私の親父とか、完全に「したみち」の生き方。
こんな時間を過ごしているのだと思うと、なんだか逆にうらやましくなってくる。
もしかしてこっちのほうが幸せなのではないか。
これぞホントのスローライフなのではないか。
そんな気にさえなってくる。
たぶん私は高速道路側の人間の中でも、特に猛スピードで爆走している火の玉のような走り屋だから、なおさらそう感じるのかもしれない。
スマホは持っていたっていい。
音楽を聴いたり写真を撮ったり整理したり。
いま私がこうしているように、自分の考えをメモしたり。
でも、たまにはネットのない世界に行った方がいい気がする。
「電波系」じゃないけど、電波のない世界へ。
ネットの仕事している私が言うのも変な話だけど。
そんなことを、ネットの人間がネットを使ってネットの世界に発信している私がいる。
「たまにはネットから離れよう!」と。
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