
私の気のせいかもしれないが、もう夏、終わってないか?
空気がもう夏ではない。
私これに対してものすごく敏感。
ある時なんて夏と会話していた。
何年か前。
まだ8月半ばなのだけれど、もう夏は終わってて。
それと同時に、その土地との関係も終わってて。
突然プツリと切れた「縁」。
その “地 (場所)” との関係性みたいなものが消えた夏。
私は引っ越しを決意し、瞬く間のスピードで、一生住むのではと思われていたあのベランダの広い部屋を空にし、下高井戸をあとにした。
昔から夏が終わる時が苦手。
良くも悪くも何か大きなことが起こるのも夏が終わる時だ。
終わらないでほしい。
どうかせめて。
せめて、せめてせめて、せめて8月いっぱいは夏でいてくださいと願っている。
しかし日本の夏、いや、世界の夏かもしれないが、とにかく季節が早まって、もう5月くらいから夏が始まる。
もしかしたら夏が短いのではなく、単に前倒しになっただけなのかもしれない。
さびしいけれど、もう、たぶん、秋。
たぶん。
