アクションカメラ「Insta360」のサポートって本当にスゴイなと感心する。
ちょっと前、酷使しすぎた「Insta360 ONE」の液晶部分が映らなくなるトラブル発生。
香港のサポートにメールで連絡すると、つたない日本語で、何日間にもわたり、対処法や郵送修理の案内をしてくれた。
その頃、香港はデモの真っ最中。
「こんな状況ですので、対応や発送が遅れるかもしれません」
と伝えてきてくれたのも好印象だった。
そして昨日。
個人的に購入した「Insta360 ONE R」について分からないことが生じたため、今度はチャットのサポートに連絡してみた。
「日本語のわかる人はいますか?」
と聞くと、英語で
「今呼んできますので、しばしお待ちを!」との返事。
いくら待っても来なかったので結局は英語でのサポートになったが(笑)、その心意気が嬉しく思う。
その後、英語で機種についての質問をぶつけた。同機種の記事を書くためだ。
そのたびに丁寧な英語で答えてくれるも、念には念を入れ、同じ質問を違う表現で何回かしてみた。
「しつこいやつだな」と思われても仕方ないとは思うが、英語は得意ではないうえ、「間違えを報じてはならぬ」という一心でつきあってもらうことに。
この手法は、マサイ族のルカとのチャットでもよくやる。
間違えを報じたくないからだ。
いつも違う角度から何度も同じ質問してスマン。
話を戻して……
サポートの人は、「違う表現の同じ質問」を、そのたびに「同じ答えを違う表現」で返してくれた。
より詳しく。より詳しく。
よし、事実確認、間違えない!
なんて素晴らしいサポートだろう。
そして、下記の記事が完成した。
↓
【致命的】話題のアクションカメラ『Insta360 ONE R』をGoPro感覚で購入して大失敗した話 | ロケットニュース24
私がこの記事で伝えたかったのは、「保存形式に癖がある」ということ。
PCを使ってバリバリと動画を編集する人にとっては、その保存形式がネックになるよという注意喚起だ。
こんなの、誰に話しても「その保存形式じゃキビシイ!」と言うレベルの話であると思う。
余談だが、この「Insta360 ONE R」を発売前に手にしていたレビュアーは大勢いた。
YouTuberしかり、ガジェット系のブロガーしかり。
しかし、ほとんど全員が両手を上げて「神カメラ」とかなんだとか絶賛するだけして、マイナス面は見えてこなかったように思える。
彼らは本当に本気でこのカメラを使おうとしたのだろうか?
仮にPRであったとしても、それで判断する読者や視聴者のために「本気(ガチ)」で取り組んだのかどうなのか。
単に無償で配られたからウェーイと褒めてるだけなのでは?
360動画は仕方ないとして、普通のアクションカメラの動画が、こんな独特な保存形式でしか保存されないなんて明らかに異常だと思うのだが、なぜ誰も言及しなかったのか謎である。
適当な仕事しやがって。
ちゃんとやれよ。
おかげで10万近く使って買っちまったじゃねえかよ。
怒りを覚える。
しかし、適当でなかった人物もいた。
ほかでもない、Insta360社のCEO刘靖康(Liu Jingkang)氏である。
彼は、私の記事が公開されてから数時間後、Twitterで直にメッセージを送ってきたのだ。
簡単に言うと
「2月中に、保存形式を見直します」
とのことだった。
私の願う形式に対応させるというのである。
なんというスピード。
しかもCEOみずからが!(笑)
もちろん、私があの記事を書いたから対応したってわけではないと思う。
世界中のいろんな人から、私が思うような要望が出ていたのであろう。
ともあれ、スゴイ。
だって社長がマッハで対応してきたんだよ?
この姿勢が、Insta360のサポートのクオリティにつながっているのだろう。
もうひとつ願いを叶えてくれるのなら、公式サイトの表記も、もっとわかりやすく書いた方が良いかと思う。
今のままでは誤解する人が続出するはず。
「2月中にmp4にも対応させます!」ってこともデッカく書いた方が良いかと思う。
ともあれ、今後に期待しよう。